太陽光発電

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 太陽光発電システムの基準導入量は、比較が始まった1997年以降2004年まで8年連続して日本が世界一でした。しかし、ドイツの急激な追い上げに会い、遂に2005年には僅差で第2位に転落しました。ドイツのこの急激な追い上げの背景には、ドイツ政府を巻き込んでの政策的支援が大きいと考えられます。

 ドイツでは2003年に「再生可能エネルギー法の改正が行われました。これは太陽光で発電した電気を始めとする再生可能エネルギーを従来の電気より割高で買い取るというものです。電気を高く買い取ってくれる訳だから、太陽光で発電して、自分の所で必要な分は供給し、余った電気を通常の電気代の3倍の値段で買い取ってもらいます。太陽光発電システムを個人が導入することによって利益が得られる訳です。

 これに多くのドイツの人々が飛びつき2004~2005年にかけて導入量は2倍近くの急激な伸びとなっています。日本政府もこれにようやく気付き、家庭向けの太陽光発電システムによる補助金制度や優遇税制を検討し始め、今後3~5年で住宅用発電システムの価格を半額にする目標を示しました。

 大いに歓迎ですが、家庭用新エネルギーは他に家庭用燃料電池があり、どちらを選んで良いのか、将来的にどれが得なのか、我々ユーザー側は若干迷うところです。さて、あなただったらどういう判断基準でどの方式を導入しますか。それとも現状維持といきますか。

 

 



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