画像の説明

第三回 「IoTとAIの融合が切り開く明日のモノづくり」

 三重大学人文学部が企画・運営する四日市市民大学「21世紀ゼミナール」の平成29年度第3回目講義が、平成29年11月1日(水)にじばさん三重で開催されました。

 講師は三重大学工学研究科高瀬准教授で、テーマは「IoTとAIの融合が切り開く明日のモノづくり」です。

 コンピュータが世に現われたのは、今から約70年前の1945年で、米国においてでした。そしてAIについては、1956年に第1次開花期を経験しています。また、1965年には米国でインターネットが展開され始め、1985年には日本への導入が始まりました。

 昨今脚光を浴びているIoT+AIの融合とは、以下の様なものです。

画像の説明


 まず、IoTでセンサーを使ってデータを集め、ビッグデータとして蓄えます。

画像の説明


 次にそのビッグデータを分析して、人に超える能力を獲得します。いわゆるディープラーニングを呼ばれます。

画像の説明

 形の上では判断を機械に任せることができるようになりましたが、下記に示すようにまだまだ人 ⇒ 人または計算機という技術伝承を行うレベルです。

① 新しい知見の発見も可能となってきたがまだまだ人の介在を必要とする浅いレベルである。技術的なストッパーを法的な面からでも人を介在する等の対応が必要である。
② まだまだ人と機械の協調を必要とする段階である。
③ まだまだ全体ということではなく個々の領域で“スマート”“賢い”世界が実現できるようにすることが必要。