第五回「未来学としての『四日市学』」

 今回の講師は三重大学人文学部の朴恵淑教授で、「未来学としての四日市学」というテーマで解説を頂いた。

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 四日市公害は、1960年代に三重県四日市市で発生した公害で、石油コンビナートの排ガス中の硫黄酸化物が原因となり、四日市ぜんそくを引き起こしました。

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 現代の若い人達にとって、四日市公害とは何であるのか。「過去に日本で産業が発達した時に起こった問題で、それは既に解決しているので、忘れてしまっても良い。」ではなくて、「過去の問題を1つの教訓として今後は絶対に起こさない。また、今後起こす可能性のある国と地域に対しては、経験者としてアドバイスして行くことが重要である。」と主張されました。

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 講義は、世界、国連というグローバルな視点と、三重県四日市市というローカルの両方から光を当てて進められた。ローカルは過去の四日市公害であり、グローバルは現在・未来の国連のSDGsでのグローバルな活動展開という視点です。

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 今後の課題は、SDGs活動は、過去の負の遺産を正の資産にするための1つのツールとなりますが、まだまだ四日市も含め、これを十分に活用しているとは言えない点です。

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