歴史に学ぶ(No.7)-アラブ諸国の石油値上による1973年金融恐慌

 直近の1973年には、石油ショックによる世界不況がおきました。この辺りになると皆様の中にも良くご存知の方がお見えになると思います。私も1973年4月に就職しましたので、ラッキーだったことを覚えています。次の年からどの会社も新入社員を大きく削減させています。

 その原因はアラブ諸国にありました。イスラエルを支持するアメリカなどに対してアラブ諸国が反発して原油の値上げと輸出制限を行い、原油価格が高騰し、世界が不況に陥りました。トイレットペーパーがなくなるなどの噂に人々は振り回され、買い溜めのパニックが全国的に起こったのもこの時でした。

 そして、この不況を救ったのが、有名なビルゲイツです。ゲイツは、幼友達のポール アレンと共に1975 年にマイクロソフト社を設立しました。会社運営に全力を注ぐため、大学 3 年の時に、ハーバード大学を中退しました。パーソナルコンピューターは、いずれすべての職場の机の上、およびすべての家庭において有益な道具になるという信念のもとに、彼らは、ソフトウェア開発を始めました。ゲイツのパーソナルコンピューティングに対する先見の明とビジョンは、マイクロソフトおよびソフトウェア業界全体の成功の中心となってきました。そして情報革命による脱工業化社会の開花となりました。1980年にはWindowsを開発して、1995年代以降、Windowsは世界1位の市場占有率となり、彼の名は世界に知れ渡ることになりました。現在は、その延長線上でインターネットが全世界に普及して情報化時代となっています。

画像の説明



コーディネーター's BLOG 目次