コーヒーブレイク…魅惑的な勧誘台詞に脱帽

 完全に勧誘の言葉に魅入られてしまいました。この台詞を聞いたら本当に昔の若き日々のことを想い出し、涙が出るほどになり、紹介された音楽を聴いてみたくなりました。その魅力的な勧誘台詞を今回は紹介します。

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 青春の後先を語り、恋の切なさを囁く。つま弾かれた哀愁の調べの何と饒舌なことでしょう。この美しく輝かしいギターの旋律に貴方はどんな想いを重ねますか?人生にずっと素適な音楽を。こんにちはYou Canです。

 貴方にオープニングナンバーとして、聞いて頂きましたのは、ご存知ギターの名曲「禁じられた遊び」。演奏は哀愁のギタリスト、クロードチアリです。今回は、世界的にも有名なこのギタリストのCD全集、クロードチアリの世界につきまして、実際の演奏を貴方に聴いて頂きながら、ご紹介致します。


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 哀愁のギタリスト、クロードチアリ。彼をこの名曲なしに語ることはできません。クロードチアリという名を世界に知らしめた伝説のギターナンバーです。「夜霧のしのびあい」。閉じた瞼に浮かんでまいりますのは、少し危険な真夏の夜の恋でしょうか。白銀に輝く冬のロマンスでしょうか。過ぎ去った季節は戻らない。そう分ってはいても、クロードチアリが描き出す哀愁のギターの世界に浸っていると、今、この瞬間が青春の1日であるような気がしてまいります。

 この「夜霧のしのび逢い」は1960年代に映画の主題歌として日本でも大ヒットし、クロードチアリの代表曲となったナンバーです。彼が演奏するこの曲がスクリーンから流れて来た時、観客の誰もが憂いを含んだロマンチックな音色に心を奪われました。

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「夜霧のしのび逢い」を始め、このCD全集には、魅惑のギタームードを楽しませる名曲を200曲という規模で集大成されています。すべてクロードチアリ自身が選んだクロードチアリのギター演奏です。そんな魅惑のギタームードの中から、次に貴方にお届けしますのは、午後のカフェタイムによく合う一曲、クロードチアリの生まれ故郷フランスのシャンソンです。「サン・トワ・マミー」。



 魔法の指から生まれた優しいギターの音色が、昼下がりの柔らかい光を浴びて、キラキラと飛び交い、甘く懐かしいあの日の記憶へと誘います。美しいオーケストラが花を添えたギターとのハーモニーは、まさにサウンドの魔法。貴方のお部屋をパリのお洒落なカフェテラスに変えてくれます。クロードチアリが貴方に安らぎのひと時を届けます。「シェルブールの雨傘」。しみじみ聴いて頂きたいギターソロです。

 「シェルブールの雨傘」「エデンの東」「鉄道員」そして卒業の「サウンド・オブ・サイレンス」。貴方には懐かしの名作にどんな想い出がございますか。哀愁のギターで綴られたスクリーンミュージックを聴いていると、涙が出るほど美しかったあのラストシーンが心をときめかせたあの俳優たちが目の前に蘇って来るようです。映画を観た当時の甘く切ない思い出とともに。

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 CD全集クロードチアリの世界。スクリーンミュージックの他にも、「イパネマの娘」「グリーンスリーブス」といったワールドミュージックのスタンダードや「ある恋の物語」「ベサメムーチョ」といった情熱的なラテンナンバーなど、ムードミュージックを代表する名曲中の名曲が集大成されています。素晴らしきイージーリスニングの世界をどうぞご堪能下さい。

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 さて、ムードミュージックやイージーリスニングと言えば、ポールモーリアという名前が想い浮かぶ方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。ポールモーリアが得意としていた素適なナンバーから一曲お届け致します。「オリーブの首飾り」。クロードチアリのギター演奏だとこんなに新鮮です。

 美しい音色に身をゆだね、地中海の風になり、カリブの太陽の下、本能の赴くままにダンスを踊る。マンハッタンの夜景の前で、熱い口づけを交わす。魅惑のギタームードの世界でなら、私たちは何時でも愛を語る詩人になれます。永遠の旅人でいられます。

 ポールモーリアの曲からは、「オリーブの首飾り」の他にも、「恋はみずいろ」「涙のトッカータ」といった名曲を収録。さらにはピアノの貴公子、リチャードクレイダーマンの「渚のアデリーヌ」やフランシスレイ「ある愛の詩」。アントンカラス「第三の男」といった一流アーチストの代表曲がクロードチアリのギターで見事にカバーされています。

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 哀愁のギターで綴るCD全集、クロードチアリの世界全10巻。お届けしましたのは、全200曲の内のほんの一部ではございましたが、貴方の心のアルバムを開くお手伝いが出来ましたでしょうか。最後にこのマイウェイでお別れしたいと思います。お聴き頂いた哀愁のメロディーの数々、優しく美しく貴方の想い出に溶け込んで行きます様に。

 私は比較的他人の言葉に惑わされることは少ないのですが、今回は脱帽でした。皆さんはどうでしょうか。



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